ペルーのナスカ平原の近くのイカ(ICA)という町から出土した約1万2千年まえの古代遺物カブレラ・スト―ン(イカ線刻石)には、不思議な絵がたくさん描かれています。

Cabrera stones
1961年、砂漠地帯に数十年ぶりの大雨が降り、氾濫したイカ川が大地を削り、古代の地層から発見されたのが、のちにカブレラ・スト―ンと呼ばれる模様の刻まれた石です。その数は総計で約5万個に及びました。
カブレラ・スト―ンには古代人の生活が描かれているのですが、その中には信じられないような絵の描かれているものがいくつもありました。
なんと、カブレラ・スト―ンには6500万年前に絶滅したとされている恐竜の絵が描かれていたのです。
ほかにも、心臓移植などの外科手術、大陸が分裂し移動している絵や南米では生息するはずのない動植物、天文学の知識がなければ描くことができない絵など高度な文明を持っていたことを窺わせる絵が沢山描かれていました。

とくにこの恐竜石に興味を持ったジャンヴィエル・カブレラ・ダルケア博士は、石を1万1000個も収集した博物館を作り、のちにカブレラ・スト―ンと呼ばれることになりました。
なぜ6500万年前に絶滅したはずのステゴサウルスやブロントザウルスの絵が恐竜石に描かれているのでしょうか?
平行宇宙(パラレルワールド)の存在の可能性が物理学者の間でM理論としてホットな議論となってます。
パラレルワールドとは、現在の我々がいる地球とはほんのわずかに違う世界が無数に存在するという理論です。
その世界では、第二次大戦で勝利したのは日独伊の三国同盟かもしれない。ワシントンにドイツの開発した原爆が落とされたかもしれない。
もっと小さな差では、たとえばあなたの家族構成は今と異なるかもしれない。いるはずのない兄弟がいたり、いたはずの兄弟がいなかったり、死んだはずの親が生きていたり、生きているはずの親が死んでいたり、無数の可能性があるのが並行宇宙です。
これを読んでいるあなたが大金持ちになっている平行宇宙も、ネットカフェ難民になっている平行宇宙もあるかもしれない。
もしかしたら、21世紀にも恐竜が生き残っている平行宇宙があるかもしれない。
そして、ペルーの古代人は平行宇宙を行き来するテクノロジーを開発していたのかもしれない。
彼らが見た平行宇宙では恐竜がまだ生きていたのかもしれない。
信じるか信じないかは、あなた次第です。